No.1地球温暖化は人間活動が原因

地球温暖化が「温暖化効果ガス（主に二酸化炭素）」が原因ではないか、と疑われ始めた当初、「人間活動による「温暖化効果ガス」は原因ではない」、「地球の自然なサイクルである」と反対する意見もありました。紆余曲折がありましたが、2021年に発表されたIPPC第6次評価報告書が「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」と発表したことが決め手となって、現在は「温暖化は人間活動による温室効果ガスの大量発生が原因」と認識されています。脱炭素が求められているのは、ここに根拠があります。

地球は45億年の歴史の中で何回も氷期と温暖化を繰り返しており、反対する意見にも一理あります。しかし、18世紀に起こった産業革命以来、化石燃料（石油や石炭など）を大量に燃焼させることによって経済活動を飛躍的に増大させてきた人間の行為が、自然なサイクルで起こる温暖化の範囲を超えているのは明らかです。