「ハルシベヤナギとは」
一社）北海道農畜産再生協会がヤナギに竹茎を挿木して開発した新樹木で、

• 生育が早く短期間で伐採が可能である。
• 竹の繊維質（維管束鞘）により、靭性強度に優れる。
• 荒廃農地、海岸線、河川湿地帯にも適応する。
• 加工しやすい。

という特徴があります。

「ハルシベヤナギの可能性」 早生樹は読んで字のごとく「迅速な生育特性」を持ちます。この特性を活かし、大量の木質バイオマスを供給することで、再生可能エネルギーであるバイオマス発電の増加に寄与できる仕組みづくりを行います。

早生樹の活用で期待できることには、以下のことが考えられます。

1. カーボンフットプリントの縮小商品のライフサイクル全般（原材料調達から廃棄・リサイクルまで）で排出された温室効果ガスを二酸化炭素量で表したものをカーボンフットプリントといいます。成長過程で二酸化炭素を吸収する木材を原料に使うバイオマス発電は再生可能エネルギーとして認められていますが、原料を海外からの輸入に頼ると、運搬過程で多量の二酸化炭素を排出してしまいます。早生樹の活用により原料の運搬距離を縮めることで、バイオマス発電を真の再生可能エネルギーとして確立させます。
2. 地域経済への貢献早生樹の研究と利用により、地域の木材業界や関連産業の発展を支援し、地産地消の原則に基づき、地域の需要に合わせた木材供給の促進を行います。
3. 雇用創出と地域コミュニティの支援早生樹の栽培や加工に関連する作業により、地域の雇用機会を創出することは、地域に働き方の選択肢を提供し、人材流出の防止にもつながります。
   地元のイベントやマーケットでの早生樹製品の販売や、地域交流プログラムの推進などを通じて、地域経済とコミュニティの発展を促進し、地域の活性化を支援します。