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早生樹「ハルシベヤナギ」の有効活用について

報告・実例紹介

ハルシベヤナギでエタノール製造試験を実施しました。

リグノセルロース系バイオマスのエタノール製造工程(概要)

植物は太陽光を利用して、二酸化炭素と水から有機物を光合成することで生長します。それら植物の細胞壁の主成分がリグノセルロース。リグノセルロースは、形を維持して伸びていくための強い骨格をつくるために使われる成分です。そのリグノセルロースの主要な構成分子が、セルロースとヘミセルロース、リグニンです。

セルロースは、糖が直鎖状(イラストの白い吹き出し内の形状)に連なった構造なので糖に変えることができます。エタノール製造には発酵法と合成法がありますが、発酵法では原料を糖に変えてから発酵させ、エタノールを抽出します。つまり、ワインや日本酒といったお酒と同じつくり方です。

ハルシベヤナギも成分はセルロース、ヘミセルロース、リグニンなのでエタノールはつくれるはずですが実績がないため、この度、日鉄テクノロジー株式会社の協力で製造試験を行ないました。

木質バイオマスからエタノールを抽出する研究は、NEDOや森林総研などにより既に行なわれてきましたが、企業が再びバイオエタノールに注目するのは「非化石化」つまり脱炭素推進を視野に入れてのことです。

木からエタノールをつくる際には、木の種類に合った前処理を行ない、使用する酵素や酵母の選択を考慮するなど、条件の最適化が重要になります。

ハルシベヤナギに合った条件が見つかれば、効率よくエタノールを製造することができるかも、と期待を持っています。

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